リアル+オンラインのハイブリッド形式のセミナーをお手伝いしました

久しぶりにコラムを書きます。

サードオフィスとは別の仕事で、セミナーなどのイベント開催のお手伝いなども最近はしています。昔はセミナーといえば、ホテルや公共施設の貸し会議室を借りて開催するものでしたが、コロナ禍でオンライン会議などが一般化し、セミナーもオンライン中継があるものが当たり前になりました。

それに伴い、イベント施設もオンラインライブ中継などに対応したところが増えてきましたが、ソフトウェアサービスの進歩の速度に施設側の対応が追い付いていないようです。

昔のオンライン中継無しのセミナーであれば、会場のプロジェクターにプレゼン用のPCを接続して、そのPCにプレゼンデータをコピーしておくか、講演者が自身のPCを持ち込んでプロジェクターに繋ぎ替えることで済んでいました。インターネット接続もプレゼン用のPC1台が接続していれば、全く問題がありませんでした。

しかし、セミナーをリアル会場とオンライン会場でのハイブリット形式で開催する場合は、オンライン会議システムでは通常「画面共有」の機能があるので、プレゼン用PC、講演者ともにオンライン会議室に参加していれば、講演者のPCをプロジェクターに繋ぎ替えることなく資料を投影することが可能となります。

オンライン中継する場合は、配信用のPC、会場の投影用PC、それに各講演者のPCなど、10台程度のインターネット接続が必須となります。
最近は動画を用いた資料も多く回線速度もある程度の速度を求められます。つまり、かなり高速な接続を複数の回線で実現できるだけのインターネット接続環境が必要となるのですが、なかなかそこまでの回線容量を確保している施設は多くないようです。

イベント会場は堅牢な施設が多く人口の多い市街地にあるため、モバイルルーターも当てにならないことが多いようです。

皆様もリアルとオンラインのハイブリッド形式でセミナー等を開催される場合は、会場の立地や収容人数だけでなく、通信環境も事前に確認することが大切だと思います。
しばらくすれば施設側も対応されると思いますが、その頃にはオンライン会議室のシステムが更に進歩して、HDや4Kでの配信が当たり前になり、いつまでたっても追いつけないかもしれませんね。